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体温と外気温との温度差利用 体にシート貼って発電する技術「温度差発電」

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産経デジタルより引用



人体やパソコン、工場の配管など熱を持つものに貼り、
外気との温度差を利用して発電するシートを、
奈良先端科学技術大学院大(奈良県生駒市)の河合壮教授らが開発し、
26日付の英科学誌電子版に発表した。

 体温で発電でき、河合教授は「補聴器や糖尿病の携帯型インスリン注入器など、
災害に強いヘルスケア用品への応用が期待される」とし、
従来型より100倍以上効率的に発電できるという。

 シートは厚さ約1ミリ。指で簡単に折り曲げられ、曲面にも装着できる。
縦3.5センチ、横4センチの大きさで、
20度の温度差なら100ナノワット(ナノは10億分の1)発電できる。

 シートを100平方メートルに広げれば、キロワットからメガワット級の発電も可能。
河合教授は「温泉や火力発電所、車などの廃熱を利用すれば、
重要な代替エネルギーになり得る」と話している。





http://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/131126/ecn13112619280026-n1.html







わずか20℃の温度差があれば発電ができるこの装置、
まだまだ課題は多そうですが、将来がとても楽しみな技術ですね。

夏場はあまり発電できないかもしれませんが、医療分野において多いに役立つ新技術。



そんな温度差を利用した発電は現在でも利用されています。




例えば、
2つの異種金属線の片側を密着させ加熱、
するともう片方には電流が流れ発電することが可能です。


この現象をゼーベック効果といい加熱すればするほど電流が流れ、
これらは比例関係があることから発電した電流を読み取り、
温度測定器具として利用することができFA分野で大活躍しています。


ただ、発電量は微弱なため残念ながら発電のためではなく、
あくまで現状では温度測定のための装置と言えます。





温度差発電のメリット



私達の生活で使用されているエネルギーのほとんどは、
化石燃料に頼っていて得られるエネルギーの大半は熱に形を変え、
利用されなかった熱の残りは排熱として大気中に放出しているのが現状です。


また、工場や発電所などでは排熱処理のために、
余計なエネルギーを使用して排熱をしているような状況なんだとか。


さらに自然界にも温泉や太陽熱など、
使われることなく捨てられている熱が存在します。


温度差発電技術はこれら捨てられている熱を再利用して発電できるため、
エネルギーの再利用と二酸化炭素排出量の削減、
化石燃料の使用量削減ができる可能性を秘めています。



温泉や太陽熱を利用すれば、CO2を排出しないため、
環境にとてもやさしい発電方法ですし、
家庭排熱や工場、ビル排熱を発電に利用することができれば、
まったく新しい発電方法になりそうですね。






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